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zの調教6 歩きながら

ぐっすり眠って目を覚ましたが、今、自分はどこでいるのか一瞬分からない。
腕の中で肌を触れているZも、ほぼ同時に目を覚ましたように、体を動かした。
洋室の遮光カーテンの端から光が微かに漏れているが、もう夕方のようだった。
階下でも、Kさんのお客が来はじめたのか話し声が聞こえだしていた。

ベッドから、Zを軽く押すように下り、その位置で直立するよう手で示した。
言葉で言う必要はなく首輪をしたまま腕を後ろに回して従順に素早く立った。
直立したZは素っ裸でもう既に勃起させてビクンビクンとさせていた。
「お前、もう興奮しているのか?ヘンタイだな?
今日の昼に初めて会ったのに・・。もうすっかり奴隷に仕上がってきたな。。
さっきあれだけ興奮して飛ばして出したのに、普通は素にもどるだろ?」
「はい、びっくりするほど出ました。自分でも分からないです。
でも奴隷でです。よろしくお願いします。恥ずかしいです。
本当に恥ずかしいです。もう何でもできると思います。。
捨てないで下さい。ご主人様。」
と初め会った時の彼からは想像できないような低姿勢で懇願する。
「よし、わかった。今日は二人とも大阪へ帰るから、その間も調教を続ける。
最後はJR難波で別れることにする。それまで奴隷だからな。いいか?」
「ハイ、ぜひおいします。おっしゃる通りにします。お願いします。」

勃起したちんぽを握りながら、つんと立っている乳首を軽く捩じり、
「いつも奴隷だとお前に意識させるために、下半身を縛るからな。」
ロープを取り出し、二つ折りにして腰に回して6尺褌のように前から後ろへ
何度かまわして局所を固定させながら緊縛感が強く出よるよう縛り上げた。
Gパンをその上からはかせると、裸の上半身から首輪を解いた。
着てきたTシャツは先程のプレイで破り捨てられたので今はない。
どうしたらいいか明らかに動揺している表情だった。

「もう一度聞く。これからも奴隷として調教して欲しいと心から思ってるか?」
「ハイ、本当に思っています。心からです。お願いします。でも・・・」
と少し不安そうに語尾が途切れる。
「じゃ、奴隷の印に、いつでも、そのことを確実に思い出すように
お前のために用意しておいたから、これを着るといいよ。」
と言いながら、前もって買って用意しておいたギフトパックを
腰のところで腕を組んでいる手に前から体を抱くようにして手渡した。
ラコステの白いポロシャツだった。
最初は何が起きているか理解できずに戸惑っているようだったが
うんというように頷くと決心したように手を前にもってきて、
奴隷の印でも入っていると思ったのか、袋の中を心配そうに覗き込んだ。
彼なりに心配していたようで、白いポロシャツだと分かると
安堵したらしく、大げさなくらいに、歯を見せて笑った。
直ぐ着るように言うと、サイズも問題なく、嬉しそうだった。
Gパンに白いポロシャツを着ると、来た時のTシャツよりも若々しく、
血色のいい浅黒い顔なのでスポーツ選手のように見えた。
「ありがとうございます。すごくうれしいです。ご主人さま。」と
満面の笑みで言うのを聞きながら、下へ降りていき、
Kさんに礼を言って、勘定を清算して、別れを告げた。
その間、Zは入ってこずに玄関ホールで待っていた。
「ちょっといいでしょ?あなたたちなら合いそうだと思ったの。
じっくりと調教して、いい奴隷に仕上げてやってね。」とKさん。

外に出ると、陽は落ちていたが夏の夕方らしい薄明りに暑さは残っていた。
駅まではあまり距離はないので話をしながら歩いた。
他の人が見ると友人同士で話をしながら帰宅するように見えたかも知れない。
Zは今までのゲイやSМの経験についての個人的な質問に丁寧に答えていた。
今の自分の仕事や休日についても躊躇せずに正直に答えている。
敬語を使って話をしているのだが、ごく自然に控えめな態度になっていた。
今も下半身を拘束されて、プレイの中なのに、日常生活の個人情報を
ありのまま話せるのが自分ながら不思議だと言っていた。
自分がSでプレイをする時は、二人が射精をすると終わりになっていたので、
これは全く新しい体験で、いいご主人様に巡りあって幸せですと言った。
下半身をロープで縛られているだけで、他には何も拘束されていない。
それなのに、奴隷という意識が消えないで、快感が持続しているのが
奇妙で、新鮮だと自分でも感じ、驚いているようだった。
日常の社会生活とSМプレイとを隔てる異次元の空間を無重力で
気持ちよく漂っているような感覚ですと言ったのが印象的だった。

駅について改札口を通るとプラットホームの先端へ向かって歩いた。
奈良の西大寺で乗り換えて、大阪に出るので乗降客の少ないところと思った。
そこは暗闇に裸電球のような照明が光の球のように上から地面を照らしていた。
ほとんど誰もいない忘れ去られた空間のようだった。
その灯りから外れると、もう夕闇が満ちている田園が絵のようなに囲んでいた。
ベンチもないので、二人で立ち話をしているように遠くからは見えたと思う。
「今でもちんぽを勃起させているよな?」
と言いながらさりげなく前を触って固くなっているのを確認する。
微妙に擦るように掌で触ってロープをチェックするために、指で弾く。
「ハイ、勃起しています。自分でもご主人様の奴隷だと思っています。
ご主人様を好きです。今までにこんな感情は初めてです。
自分でも分からないです、もう・・」と大真面目にいう。
SМの関係で「好き」とか「嫌い」とかは一見奇妙な感じがするが、
SとМの間に理性を超えて強く引き合うものがあるのも事実だ。
愛情ともいえるし、信頼ともいえるかもしれない。
他の誰でもないこの人に選ばれた、あるいは選んだという喜びとでもいえる
他の誰よりも赤裸々な丸裸の「秘密の世界の強い繋がり」ができるのだ。
グッと抱きしめてやりたいような衝動を感じたとき、
電車が入ってきたのでZの腕を押しながら乗る。

車内はあまり混んでいないが、座らないでドアのところで立って話を続ける。。
丁度いい機会だから、Zのことをさらにいろいろ話させる。
性癖だけでなく、生い立ちのこと、仕事のことを正直に話してくる。
大学時代に初めてSМのSをして、今までМの経験はなしできたが、
自分ではМだと思うようになったので、Мとしてプレイをしたかったが、
いいと思うSを見つけられなくて、今日まで来たということだった。
「それで今日は後悔をしていないのか?」とわざと聞くと
「後悔はしていません。もうSはしません。ご主人様の奴隷です。」
ときっぱりという。

西大寺の乗り換えのプラットホームで待っているとき、
周囲を人が通り過ぎていたけれど、腕を後ろへ回させて、
結束バンドで親指を揃えて手早く縛った。
腕を後ろで組んでいる感じで、一見しただけでは分からないが、
本人にはかなりの拘束感がある。
電車が来たので乗ると、込み合っているというほどではないが
奈良観光の帰りかそれなりに座席は空いていなかった。

ドア付近に向かいあうように立って、今回は会話をしないで、
縛られているZに痴漢することにした。
自分の体で隠しているので、かなり大胆に、Gパンの前に手を這わせて、
勃起を握った。
Zは軽く目を瞑っている。横から耳のところで強く息を吹きかけると
感じるのかピクッと身震いをしている。
握っているものもひときわ固くなったようだった。
ポロシャツの上から乳首を擦るようにして捩じる。
驚いたのか、快感からか表情が変わって目を開いて下を向いていた。
裾の方へ手をやり、直に胸の方へ手を這わしていくと
期待感からか体を軽く捩じったようだった。
股間の手に布を通しても、ピクピクするのが伝わってきた。

難波に着くと、JRの方まで動く歩道をとって行ったが、
その間も指は縛ったままだった。
少し不安定さを感じるようだが、前を勃起させたまま、
直立するような形で歩いていた。
難波まで来ると誰か知人に会う確率はないとは言えなかた。

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プロフィール

bossy63

Author:bossy63
ボッシーという名前でSМ男児に体験談を書いています。
かなりの数になったので最初の頃のは読みにくく成っています。
それでこのブログをはじめることにしました。
ほとんど実際に体験した話です。