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Gの調教 秘伝を使って

「秘伝」で経験した哀話をいくつか書いてみようと思う。
教えられた通りに試しているうちに、成功率が本当に高いことが分かって
有頂天になっている頃、一人いわゆる「タイプのど真ん中」と言うのと会った。
そのころは30歳前後の知性的と言っていい雰囲気のSMを全然連想させないような
普通のサラリーマンタイプが好きだった。
最初に会った時は
「目がよくあうなあ」と言う感じだけだったけど、暗い大部屋の中までもついてくるので
手順通りに試してみると感度がよく、ずばりMだと分かった。
しかし、最初から強引に行き過ぎるのは避けた方がいいので、
その場所でかなり際どいことをしながらも、
暗い場所だからいいだろうと思って個室へは移動しなかった。
セックスが終わってシャワーを一緒に浴びて、
ロッカールームへ服を着るために降りてきた時に
メモ用紙に電話番号を書いて渡そうとしたが
「僕電話しないと思いますから・・。すみません。」
と言って受け取らなかった。
今さっきの興奮から考えると完全に予測外だったので、
我ながらポカーンと口アン繰りというザマだった。
Mの実体験がないゲイが初めてSMを経験すると
自己嫌悪が強いということは理解できたので、
それなりに納得したが、彼は
「でも・・」
と続けて、
「僕、第一水曜日には大概来ていますから」
と付け足した。そんなことがあって、
毎月第一水曜日の夕方できるだけ行くようにすると、
絶対といっていいくらい彼がいた。
そんなわけで、ほとんど毎回それなりに暗がりで遊んだが
個室へ行くことも、外で会うことも同意しなかった。
だから、縛ったり、拘束したりはできなかったけれど、
足舐めやら奉仕などは恥ずかしがらずに一生懸命して
アナルも小型のリモート付きの「たまご」を2個挿入して
スイッチオンしたりオフにしたりしても興奮して声を抑えて堪えていた。
そんな関係をおそらく2年近く続けたある日、
いつもより勿体をつける口調で
「僕、今度地方へ転勤になりました。もう来ないと思います。
今まで楽しかったです。有難うございました。」
といわれて、
「いや、俺も楽しかったよ。」
と思わず言ったけれど、その日に会ったのが最後だった。
結局お互いに2年近くになるのに名前も知らないままだった(笑)。
そんな人間関係もあるのだと改めて思った。
Mの気持ちの葛藤がそれほど強いのだと思わされる経験だった。

今回のもう一つの話はGという名前だと知っていたのだけど、
やはり印象深い体験だったので書いてみる。
この場合、場所はかわって東京のサウナだったけれど
同じように「秘伝」で知り合ったのだった。
ただ上の話と違うのはすぐに外で改めて会う約束ができて
滞在中のホテルに文句なくついて来た。
二人きりで密室の中なので縛りや犬調教もして
お座りからお預けまで一通りしてプレイ後
ホテルのレストランで食事をして別れるということがあって、
銀行に勤めていて結構支店を転々と変わるのでと言っていた。
そんなことが何回かあって、
都内で転勤をしている間は何度か会っていた。
それがある年、
地方へ転勤になって連絡が自然と途絶えてしまった。
プレイの時は淫乱に乱れるのに、従順で時々思い出して懐かしく思っていた。
東京に出張の時、たまたま同じゲイサウナに行ってみるとGがいた。
すごく人懐っこい感じで近寄ってきた。
勿論こちらもすぐに気がついて個室へ二人で歩いて移動する途中で
「東京へまた転勤になって、この一週間会いたくて
ここに毎日きていたのですよ!」
と言っていたので、こちらも満更ではなく
早速久しぶりにどちらもぐったりするほどフルセットでプレイをして楽しんだ。
終わって風呂場に行って体を洗い始めたとき、
隣から少し緊張した声で
「実は僕今度結婚が決まったのです。でも、
もう一度だけ会いたくてここへ探しに来ていたのです。
今日会えて本当によかったです。いい思い出にします。」
と言ってきた。
「えっ?そうなの?おめでとうと言うべきなんだろうね。」
と戸惑いながら言ったが
ここにも何とも言えないほろ苦さがあって哀感を感じた。

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プロフィール

bossy63

Author:bossy63
ボッシーという名前でSМ男児に体験談を書いています。
かなりの数になったので最初の頃のは読みにくく成っています。
それでこのブログをはじめることにしました。
ほとんど実際に体験した話です。