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SとМの考察

「Sとは」、「Мとは何か」と言っても多様性があるから簡単ではない。それを承知の上でいくつかの相違点を点描してみたいと思う(笑)。
京都と大阪でSМクラブとSМバーを経営していたKさんは仕事柄自分もお客さんのお相手をしてSМプレイをしていたが
「この頃はホモに毛の生えた程度のSМのお客さんが多くって、縛ってアナルをチョチョってするのが主流だから・・・」とこぼして
「極端にエグい人はいるんだけど・・・。フィストも増えているかな。でも、奴隷趣味の人ってほんまにいてへんなあ。」
と嘆き、さらに、
「ところで、SとМのマッチングってゲイの人をくっつけるより難しくって、Sは割にあっさりしていて、タイプが少しくらいズレていてもOKだけど、Мの方がなかなか『うん』と言わなくって・・・」ともよく言っていた。
ゲイの性愛の中には本来的にSМに変わりやすい要素が多々あって
ゲイの50%くらいはSМに強い興味を持っているといわれる。そのまた90%くらいがМと言っていいだろうから、М志向をもっている人がゲイの4割を超えるのではないかと思うほどМは多い。それなのにSМのカップルを作るのは難しいそうだ。実際SМバーではМばかりでSがいないということもよくあると聞くのに・・・。
SМ経験の最初の段階、初心者の頃では「怖さ」が先に立つ(笑)。
それで「Sです」いってしまう隠れМもいるから一層ややこしいが
それでもSМの世界でМは多い、いや溢れている(笑)。しかし、Мが多いのにも関わらず、Мの側の同意を取り難くってSとМをマッチングさせるのは難しいという。

その理由をSМのフェチという面から取り上げて考えてみたい(笑)。
Sのフェチは比較的漠然として、幅広く、柔軟なのに対して、Мのフェチは限定的で、顔、タイプ、ツール、責められる形、等々ピンポイントで決まっていることが多い。しかし、どれか主になるフェチが「ドンピシャ!」だと不思議と他の部分の受容度が広くなる。
言い換えるとМは重要と思っている第一のフェチが満足させられないと「うん」とは言えない。だから、初対面のマッチングは難しい。
しかし、そこを通り抜けると後はむしろ積極的になる。要するに、最初の関門が大変難しくって、それを越えると易しい。だから、Мによくみられる「熱しやすく、冷めやすく、気まぐれ」という部分もあって、Мはなかなかマッチングし難いと言える。
Kさんに言わせると「取り敢えず、縛りだけだから・・・」と言うと
何とか前に進むことが多いそうだ。そこを通り越す最大公約数として「縛り」が使われるのだ。これだとSもМも最低限の欲求は満たされることになる。ただし、発展性がないので1回限りに終わってしまい易い、だから、同じ相手と再度とはいかないことが多くなる。
ところが一旦好きになるとМの方が一般的に激しいと言っていい。
勿論、いろいろなケースがあるから、簡単に分類するのは難しいが
奴隷調教では誰センの多いSに対して、浮気しない純情なМは想像以上に多いと思われる(笑)。このような考えは見たり聞いたりした結果だが、自分の経験からもそう思う(笑)。
ところで、ここで書いている経験談は上手くいったものだけを書いている(笑)。しかし、勿論、失敗した場合もいくつもあるのは
言うまでもない(笑)。ただプレイに実際に入って中止したというのは若いころに2回くらいあるくらいで失敗はほとんどはそれまでの時点で起こっている。だから、拘るようだけど、一度でもプレイをした相手とは1回限りでない継続(?)の成功例の方が圧倒的に多い(笑)。
「SМはあまり知らない同士がするのがいいので、なまじ話をしたりすると醒めてしまって面白くない」
という人も多いが、知らない同士で、Мが嫌がっても、Sが強引に始めるのでなく事前というか、会う前に、ある程度のすり合わせの時間を自分は取るようにしている。
「知らない方がいい」というのが事実ならいつでも1回きりで新しい相手を探さないといけないことになる(笑)。SМはただのゲイと違って同じ相手と何回となくプレイをしても新しいアイデァを試すことが出来るので、飽きるということがない。お互いに相手を信頼して、全面的に任せることが出来るからこそ、さらに思い切ったプレイを楽しめるという面が大きいと思う。その意味でプレイ前の最初の情報のすり合わせは大切と言える。
ただ、情報を交換している段階でМの気が乗らなくって、途切れることが多々あるが、そんな時、Sは深追いしない方がいい。SМは大なり小なり危険性をはらんでいるので、すり合わせ段階で、何かの理由で順調に進まない場合はSが諦めて、そのまま気分転換をしてしまうがベストだと思う(笑)。少々やせ我慢でも、「去る者は追わず」がSにとって鉄則だと思う(笑)。この「すり合わせ」が奴隷プレイの永続きの秘伝(?)だと思う。
この経験談を読んだМの人からメールをもらって、「今のご主人様との関係を続けたいのですが、長続きのアドバイスは?」
と何度か聞かれたことがある。人によって意見が変わると思うけれど、推奨するのは「好き」ということを繰り返し伝えること、勿論メールでもいい。SはМが「好き」ということでフリーハンドを得た気分になり、次の段階へ進めるようになり、新鮮なプレイを考えることができる。英語でいう「テイク・アドバンティジ」というか、それを悪用する(笑)。
Мはヘンな手練手管を使うより、単純に「好きです」というのが
簡単でベストなアピールだと思う。
最近の経験でいうとМからの一行メールでもらうと、無視することが多いのだけど何度もアピールされるとついつい情にほだされることになる(笑)。「雨の三日も降ればいい」という言い方ですれば
Sを繋ぎとめるには「好きの五回も言えばいい」という感じだと思う。だから、技を弄するより、一直線に「好きです」というのが有効だ。
長々と書いたが、結局このことをアドバイスしたいために書いたことになる(笑)。

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プロフィール

bossy63

Author:bossy63
ボッシーという名前でSМ男児に体験談を書いています。
かなりの数になったので最初の頃のは読みにくく成っています。
それでこのブログをはじめることにしました。
ほとんど実際に体験した話です。